時間帯による通信速度の影響を受けやすい
携帯電話やパソコンの普及に伴って、インターネットが無料で利用できるオプション付きの賃貸物件が増加傾向にあります。メリットの多いネット無料の賃貸にもデメリットとなる点がいくつかあって、その一つが通信速度のトラブルです。ネット無料の賃貸物件は、建物全体で回線を共有しているケースも少なくありません。ネット回線は利用者が多いほどデータ送信などに負荷がかかるため、平日の夜間や休日の日中など、使う人が集中する時間帯は速度が遅くなりがちです。オンラインゲームや動画配信といった、通信速度が快適な利用に影響するサービスではストレスを感じることもあります。他の入居者と時間が被らないようにしたり、自分なりの対策が必要です。
プロバイダーを自由に選べない
ネット無料賃貸物件におけるデメリットの一つに、プロバイダーの限定があります。無料物件は予め建物を管理している不動産会社、建物の所有者が契約したプロバイダーを利用するのが基本です。複数契約によって月額料金に割引が適用されるなど、管理、所有している側にメリットがあることが理由とされています。そのため、賃貸物件の契約者が個別にプロバイダー契約を結ぶことを、禁止する物件も珍しくありません。以前の物件では携帯電話とのセット割で安く抑えられたのに、引越し後はプロバイダーの縛りでセット割が使えなくなったという事例もあります。初期費用や面倒な手続きを省いて引越した日からネットが使える点は魅力でも、自分で決める権利が無いという点はネット無料のデメリットです。